夏の強い紫外線から髪を守ってケアしよう
2017.5.1「なんだか最近、髪のダメージが気になる」「毛先のパサつき、ごわつきがなかなか改善しない」と悩んでいませんか?
色々なダメージケアを行ったり、新しいヘアケア製品を試したりしても思うように効果を感じられないときは、ダメージの原因に目を向けてみましょう。
髪のしつこいダメージの原因は「紫外線」にあるかもしれません。
美しい髪を守るためにも注目したい、紫外線の影響力と、おすすめのケア方法についてご紹介します!
髪のために知っておきたい「紫外線」の基礎知識
日差しの厳しい季節はもちろん、一見太陽が出ていないように思える曇り空の日にも、紫外線は降り注いでいるものです。
顔やボディなど、皮膚の紫外線対策は出来ていても、髪や頭皮のケアは忘れがちという人もいるのではないでしょうか?
紫外線は、適度に浴びることでストレス解消や殺菌効果などのうれしい効果をもたらします。
一方で、浴びすぎてしまうことにより、さまざまな病気の原因を招いたり、免疫力低下や皮膚の老化につながったりすると言われています。
髪はシステインと呼ばれるアミノ酸によって構築されています。
このアミノ酸は紫外線によって分解されてしまうため、皮膚と同じく浴びすぎることで、健康な状態が損なわれてしまいます。
紫外線を浴びすぎた髪は表面を覆うキューティクルがはがれ、乾燥状態になってしまったり、光沢がなくなってしまったりと、見た目にも大きな影響が出ます。
さらに、メラニン色素の破壊によって本来持っている色素が抜け、髪が赤茶けた色に変色してしまうことも少なくありません。
カラーやブリーチで理想の髪色に整えている場合でも、紫外線を浴びることで抜けおち、徐々に変色してしまいます。
そのまま放置していると、目立つ白髪の増加にもつながりかねません。
さらに、髪をつくる「毛母細胞」が紫外線によってダメージを受けることで健康的な発毛がさまたげられてしまいます。
これらの理由により、紫外線を受けた髪の毛は薄毛や抜け毛、枝毛、切れ毛などのトラブルに見舞われてしまうのです。
「今はまだきれいな髪をキープできているから大丈夫!」と思っていても、年齢を重ねてから悪影響を実感する場合もあります。
特に髪や頭皮は、身体のあらゆるパーツの中でも上から降り注ぐ紫外線を直に受けやすい箇所です。
「最近、髪の毛に元気がないかもしれない」と感じているなら、知らずしらずのうちに紫外線の影響を受けていて、今後加齢とともにさらなるトラブルが出はじめる可能性が少なくありません。
いつまでも健康な髪を守り続けるために、外出時の紫外線対策やヘアケア方法をもう一度見直してみませんか?
紫外線から髪や頭皮を守るための適切な方法とは?
フェイス・ボディ用の日焼け止めアイテムがあるように、髪・頭皮にも専用の紫外線対策アイテムが展開されています。
塗りやすいスプレータイプ、外出時にもさっと使えるコンパクトタイプなど、価格帯やバリエーションもさまざまです。
頭皮の紫外線対策に欠かせない定番アイテムですので、自分の使いやすい商品を購入しましょう。
また、紫外線を直接受けやすい髪・頭皮だからこそ「UVケアクリームだけを塗れば安心!」と思ってしまうのは危険です。
欠かせない日焼け止めアイテムと、髪を守るために必要なその他のアイテムとを組み合わせて、しっかりカバーしましょう。
例えば紫外線の強い日には、必ず帽子を被って外出するように習慣づけることも大切です。
髪も頭皮も包み込んでくれる帽子は、真上から降り注ぐ紫外線をしっかりカバーしてくれるアイテムとして、髪の健康のために欠かせません。
帽子の素材は汗や湿気がこもって不衛生にならないよう、メッシュ素材などなるべく通気性のいいものを選ぶとさらにいいですね。
また、日焼け止めや帽子と一緒に日傘の併用もおすすめです。
髪の長い人の場合、皮膚に塗る日焼け止めアイテムや頭皮を包み込む帽子だけでは、毛先までカバーできません。
ただでさえ十分な栄養が届きにくい毛先は、枝毛やパサつきができやすく、紫外線にさらされればますますダメージが進行してしまいます。
長い髪はあらかじめゴムでまとめてから日傘を差し、紫外線が当たらないように毛先まで十分に気を遣いましょう。
紫外線を浴びた日のヘアケア方法は?
紫外線をたっぷり浴びてしまった日は、帰宅後に充分髪を労わってあげることも大切です。
まず、欠かせないのがシャンプーです。
紫外線から頭皮を守るために活躍してくれる日焼け止めも、そのまま頭皮に残ってしまえば、毛穴を塞ぎ育毛・発毛をさまたげる原因になりかねません。
日焼け止めを使用した日は、いつも以上にしっかりと、時間をかけて髪を洗うように心がけましょう。
まずは、お湯で髪全体を十分に濡らしましょう。
乾いた状態の髪にシャンプーをのせると、十分に泡立たず頭皮に刺激を与えてしまいます。
お湯の温度はおおむね37~40度を目安に、日焼けした頭皮が「痛い!」と感じない程の温度でかまいません。
頭皮の摩擦を避けるためにもシャンプーはしっかりと泡立ててから、髪全体に優しくのせていきましょう。
いつも使っているシャンプーでも、紫外線をたっぷり浴びた後の頭皮には刺激的に感じてしまう場合があります。
髪の健康のためには、天然素材などの低刺激のシャンプーを用意しておき、コンディションに合わせて使い分けることも大切です。
どうしても痛むときには、シャンプーを使わずにお湯だけで洗ってもかまいません。
髪を洗うとき、ゴシゴシと強くこすったり、爪を立てたりするのはNG。
ヘッドマッサージをするような感覚で、指のはらを使いゆっくり優しくもみながら洗っていきます。
日焼け止めを使った日は特に念入りに、毛穴の中の汚れもかき出すつもりでじっくりケアしましょう。
お風呂からあがったら、タオルで髪をぽんぽんと優しく押さえるように水気を切っていきます。
その後は、自然乾燥ではなく必ずドライヤーでしっかり乾かすようにしてください。
濡れてキューティクルが開いた状態はダメージの原因になるだけでなく、雑菌が繁殖しやすい危険な状態です。
ドライヤーは30センチを目安に十分な距離をとった上で、あくまで「頭皮」でなく「髪」に当てるイメージで使いましょう。
シャンプーから乾かし方まで、何気ないやり方のポイントを心がければ、紫外線の影響を受けた日にも髪や頭皮を労わることができます。
一方で、紫外線を受けて髪や頭皮がデリケートな状態になっている場合、どれだけ丁寧に洗っていても「洗髪そのもの」がトラブルのもとになる可能性があります。
特に、紫外線の下に長い時間いたことで頭皮がヒリヒリと痛い場合には、強い力でのシャンプーやブラッシングは禁物です。
シャンプー以外の適切なケア方法は?
紫外線の影響を受けた頭皮が痛い・熱いなど違和感を覚えるときは、シャンプーの前に頭皮を冷やす必要があります。
氷水などで濡らしたタオルをよく絞り、水気を切ってから頭皮に優しくのせて熱をとってください。
ゴシゴシとこすりつけるのは逆効果になるため、あくまで優しくのせてあげることが肝心です。
氷などを使って冷やす場合は、タオルできちんとくるんでから当てることを心がけ、日焼けした頭皮に直接触れさせないようにしてください。
どうしても、シャンプーそのものが負担に感じられるときには、無理する必要はありません。
その分、丁寧にブラッシングをしたり、洗い流さないタイプのトリートメントを使ったりして低刺激なケアで髪と頭皮を労わってあげましょう。
ブラッシングは、髪の表面についたホコリや汚れを落としてくれる効果があります。
髪質に合ったヘアブラシを選び、まずは毛先から、徐々に根元へ向かうように順番にブラッシングしていきましょう。
ブラッシングは、髪に必要な栄養素をむらなく十分に行き渡らせる効果もあります。
洗い流さないトリートメントと一緒に使うことで、より効率的なヘアケアを目指しましょう。
洗い流さないトリートメントは、髪に馴染ませたあと洗い流さず、そのままの状態でいることでより高い浸透力と効果が期待できるトリートメントです。
紫外線を浴びて頭皮が熱を持っているときや痛みがあるときも、洗い流さないトリートメントなら余計な負担をかける心配がなく、安心して使えます。
キューティクル補修効果のあるトリートメントを選べば、紫外線のダメージを受けてパサパサになってしまった髪も、スムーズにケアできます。
また、洗い流さないタイプのトリートメントの中には「SPF50」「PA+++」などの表記が見られることがあります。
日焼け止め専用のアイテムを購入しなくても、日差しの穏やかな季節なら十分紫外線対策に効果的な商品もめずらしくありません。
紫外線を浴びたあとの髪をケアするのはもちろん、外出前に髪全体に馴染ませれば、紫外線予防にも効果的です。
朝と夜、一日二回を目安に使用することで、キューティクルのはがれてしまった髪も少しずつサラサラ・つやつやの髪へ近づいていきます。
洗い流さないトリートメントの種類や使い方は?
洗い流さないトリートメントには、熱予防にも効果的なオイルタイプ、しっとり馴染むミルクタイプ、うるおい成分たっぷりのクリームタイプ、さっと使えるミストタイプなどさまざまな種類があります。
価格、香り、ブランド、主成分、容量、手に取ったときのべたつきなどそれぞれに特徴が違います。
また、髪質との相性もさまざまなため、目立つ広告で大きく売り出されている商品が自分の髪にはいまいち合わないということもあり得ます。
いろいろな商品を試しながら、自分に合ったトリートメントを見つけて、効果的なヘアケアを叶えましょう。
洗い流さないトリートメントは、シャワーをしたあと、タオルドライをして十分に水気を切った髪に使うのが一般的です。
まずはトリートメントを手のひらに出し、両手を合わせてよく馴染ませてから、髪につけていきます。
一回の使用量は、だいたいコイン大の量ですが、べたつきが気になるときは減らしてみるなど工夫して使いましょう。
頭皮ではなくダメージの出やすい毛先を中心に、両てのひらで挟み込むように包んでいくのがコツです。
毛先を中心とした集中的なケアなら、紫外線を浴びて腫れてしまった…など、頭皮にトラブルのある人でも安心して使えます。
根元に近い場所に洗い流さないトリートメントをつけてしまうと、肌トラブルや毛穴づまりの原因になりかねませんので注意してください。
さらに洗い流さないトリートメントは、乾いた髪にも使える商品が多く展開されています。
乾いた髪に使えるトリートメントなら、朝、寝癖がついた髪にスタイリング剤をかねて使うこともできます。
静電気を受けやすい髪や、毛先が絡まってセットに時間がかかる髪にも、洗い流さないトリートメントを使ってスタイリングすれば、時短につながります。
紫外線が特に強い日の外出や、帽子・日傘を忘れてしまった日のおでかけも、あらかじめ洗い流さないトリートメントを塗っていれば安心ですね。
まとめ
「紫外線を浴びた皮膚が赤くはれ上がってしまった」「皮がむけてボロボロ状態になってしまった」という経験のある人も多いのではないでしょうか。
同じ紫外線をより直接的に浴びている髪や頭皮は、しっかり労り、ケアしてあげなければいけません。
髪のダメージが気になるときにはシャンプーのやり方を見直したり、洗い流さないトリートメントを活用したりと、時間をかけて丁寧なヘアケアを行うように心がけてくださいね。
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